★★★★★ gajaさん 2008-07-15
ままならない事を、学びのチャンスとして楽しむという事前半は割と読み流したのですが、
後半は引き込まれるように、多くの箇所に横線を引きながら、
多くのページの角を折りながら、
興味深く、また共感しながら読みました。
一読するだけではもったいなく、現在、再読中です。
日本の未来にとって、たいへん大切な方を
昨年、私たちは失ってしまったんだなぁ、というのが
第一の読後感でした。
これから私たちが、河合さんの御意思を継いで、
人間社会を立て直して行かなけ...
★★★★★ 英太郎さん 2008-03-04
子供を良くする無料で最良の施設、それが家庭です、という結びの言葉が光った。 明治から現代にいたる日本の家庭、父親と母親の役割、それぞれ良かった点、悪かった点について、これほど鋭く本質を見据えて読み切った著作に、私は以前お目にかかったことがありません。ことごとくおっしゃる通り!と、ひたすら共感しました。
例えば、次のような考え方。
◆昔のようにものが不足し不便な世の中の方が、子供は親のありがたみを感じ真っ当に育つ。
(これからは、贅沢を制限する感覚を養っていかねばな...
★★★★★ PIVOさん 2007-09-02
家族問題から見た日本社会 若い人にも読んでもらいたい一冊である。
家族問題に関する質問に対して著者が答える、という形式で本書は書かれている。平易な言葉で書かれているので、読者は著者の講義を受けているような感覚となる。
家族とは何なのか、父親・母親の何が問題なのか、子どもにとって良い家庭とは、家族の問題にどのように対応すればよいか等の質問に対する著者の回答は、家族、親子関係に影響を与えている社会の変化にも言及してい...
★★★★☆ itgakiさん 2006-04-17
河合センセらしい一冊家族の問題に臨床の最前線で取り組んでいるカウンセラーの方々からの質問に対し、河合センセが答えるという構成で、日本の家族問題を論じられています。
質問に答えつつ語られていることは、「昔ながらの『イエ』というものが崩壊し、祖父母と同居することで保たれていた秩序が、戦後には核家族化し崩壊した。家族内で問題が起こる例として、昔であれば『イエ』にあった機能(祖父母の躾など)がなくなったために起こっているこ...
★★★★☆ syamaさん 2006-01-23
家族、夫婦関係に悩んでいる時に 心の問題の本が売れる時代になってきていますが、著者は、神話とユング心理学、西洋と東洋(日本)を繋ぎ縦横無尽に文化論、家族論、男女論、光と影を多数の著書(含対話本)で記しています。重複も多いのですが、日本の家族(夫婦)の変遷のなかで自分を見直す時に役に立ちます。東京タワーと云々の映画、著書が(懐かしさの作品)が売れている昨今に新しい視点を得られる著作だと思います。
全9件のレビューを全て読む